今回はボールジョイントの解説をしていきます。
まずは出来上がりから。
百式さんの手首には3.5mm径のボールジョイントが使われています。既存キットのパーツやMSハンドからかっぱらってくるw事も出来ますが、ここも練習がてらスクラッチしていきます。もし失敗しても元々のやつ使える様になどとビビってるなんて大きなフォントで言えない...w
で、使用するツールはこちら。リューターです。ハンドドリルとかモーターツールとも言うのかな⁈ コレは小型のものでUSB充電出来るコードレスで取り回しが楽です。既にモーターツールは持っているんですが、デカくて重たいので買い直しました^^; 大きい方はガッシリとブレない作業をする際に活躍してくれる事を期待してとりあえず押入れの中で眠って頂いておりますw
さてボールジョイントの材料ですが、今回はエバグリではなく、WAVEのプラ棒を使用します。エバグリは種類も色々あり、また加工もし易い材質なんですが、こういった可動部分で負荷がかかる部分には不向きです。なのでエバグリよりも若干硬いWAVEのプラ棒とプラパイプを組み合わせて作成します。
まずは2mmのプラ棒を軸として3.5mm径のプラパイプに差し込めるように、2mmのプラ棒に薄いエバグリを巻きながら接着して軸を太らせます。
私の手元にあるのは肉薄のプラパイプなので、もしかしたら肉厚のプラパイプであれば、この作業は要らないかもしれません。
さて、エバグリを巻きながら接着する際に注意が必要です。プラ素材にテンションがかかった状態で流し込み接着剤を使用すると、プラ素材はすぐに割れてしまいます。なので、まずはエバグリの端を軸に固定した状態で、接している面にたっぷり接着剤を流し込みます。しばらくするとエバグリは溶けて柔らかくなってくるので、それから巻き始めます。溶けて柔らかくなった部分は曲げ易いですが、接着剤が付着してない部分は溶けてないので、接着剤を塗布、柔らかくなるまで待つ、柔らかくなったら曲げる、接着剤を塗布する、を繰り返します。
まぁ今回は巻いた面が隠れてしまうので、バキバキ割りながら接着していくのもアリですwww
次にある程度太らせたらヤスれる位まで乾燥させて、適度な長さで軸を切断します。あまり短過ぎると、リューターに固定出来なくなるのでそれなりの長さが必要です。
切断したらここでリューターに差し込んで固定します。
こんな感じですね。後はプラパイプの穴にギリギリ入る程度の太さになるまで様子を見ながらこのリューターでヤスっていきます。リューターのスイッチを入れて軸が回転したら、ヤスリを側面に軽く当てて削っていきます。回転数は低くて充分だと思います。まぁ削り過ぎてもまたエバグリ貼り付けていけばリカバリ出来ますので、気楽に楽しんで削っちゃいましょうw
丁度いい太さになったらプラパイプに差し込んで流し込み接着剤で固定して、また硬化するのを待ちます。
硬化したらまたリューターに差し込んで、今度はボールジョイントの形になる様にヤスリを当てて削っていきます。まぁここで失敗しても、またエバグリでリカバリ出来ますが、余計な手間がかかるので、手首の穴と時々合わせてサイズ確認しながらやるのがいいと思います。
もっと耐久力のあるボールジョイントが必要であれば、キットのランナーを軸に使うのもいいかもしれません。
後は最初の画像の様に適度な長さで軸をカットして使用します。
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