さて、今回は指をつけるための手のひらについて解説していきますね。
現在指の軸は0.5mm厚、外側は0.38mmのエバグリを使用しています。これに合った手のひらを作るには、こんな感じで各エバグリプラ棒を重ねていきます。
要は指で使用した厚さを手のひら側でも再現するわけです。これでぴったりの手のひらの基礎ができあがります。
んで次回のそのままの続きもなんですから、今回は握り手の作成を例にして進めていきます。
前回切り出した指の外側に軸棒を差し込んでを繰り返して、握りこぶしに必要な親指以外の指を作っていきます。1/144サイズの指は結構小さいので、どこかに飛んでいかないように注意しましょう。
ちなみに私は何度も床に落として、何度探し回ったことかw
さて、カップヌードルに入ってそうな小エビwが出来上がったので、今回の目玉となる手のひらを作成していきます。
必要な本数は、軸棒と同じ太さのものを4本、それよりも若干長めなもので外装と同じ太さのものを8本切り出します。これらの長さは適当で桶ですが、手のひらの長さと同じにしておくと後で楽です。
途中画像がなくてすみませんがw、それらを最初の画像で説明したように重ねていって、凸凹した部分に小エビを差し込んでいき、手の甲側の指の付け根に1mmの半円棒を接着しておきます。これが十分乾いたら、エッチングノコギリ等のまっすぐ水平に筋彫りが可能なツールを指の間をガイドにして滑らせながら半円棒にスジを入れていきます。これであたかも指の根元に丸いジョイントパーツが存在するかのように簡単に演出できます。貼り付けて、指をガイドにしてツールを滑らせるだけですので、特に気を使わずともできちゃいます^^
今これを書いていて思ったんですが、手を作成する際には、この手のひらの基礎をあらかじめ作成しておき、そこへ指を付け足していくように組み立てていくと、思い通りの手が作りやすいような気がします(^^; なんか先に言えよっ!!って気がしないでもないですけど、アハハハハwww
更に今回MSハンド(S)クラスのサイズが欲しかったので、軸に0.5mm厚のプラ棒を使用しましたが、エバグリは基本的に柔らかいので、耐久力が低いです。なのでどうせ非可動指ですので、固定できる指はさっさと固定しておく事をお勧めします。この握り手、銃持ち手、サーベル持ち手等は各指の間に隙間は無いので、破損する前に固定した方がいいです。作りたい平手のデザインにもよりますが、各指の隙間が無い場合には、これも固定した方がいいです。MSハンドみたいに各指が開いた状態のものを作る場合には、耐久力を犠牲にしてそのまま各指間を接着しないって選択肢もありますし、MSハンドみたいに水かきみたいなものを付けるのも有りですね。ちなみに私は破損覚悟で水かきは付けません。
画像ではまだ貼られていませんが、あとは手の厚さを調整するためにお好みの厚さのプラ板を貼り付けます。今回は、半円棒の厚さと同じ0.5mmを私は使用しました。特に手の甲を膨らませるつもりがなかったし、後ハメを考えて後で手の甲をスライドインさせやすいようにって理由もあります。
他にも親指を切り出したパーツから組み立てて、お好みの位置で固定します。
手の甲は今回6.3mm x 1mmのプラ棒を手の甲の装甲として使用して、手の甲の横側は0.5mm x 2mmのプラ棒を使用しています。出来上がった手のひらに6.3mmのプラ板を当てて、手のひらの横に2mmプラ板を当てて接着。完全に現物合わせです(^^;
指の根元のチラ見せを効かせるために、手の甲の装甲内側の半円棒が当たる部分を斜めにうすうす攻撃しておきます。
さらに、Zガンダムの頃のMSには親指にも手の甲と同じ色の装甲が装着されるので、それも再現するといいでしょう。これも0.5mm厚のプラ棒を使用して適当にでっちあげますw
で、出来上がったのはこんな感じ。
手の甲の装甲をスライドインで後ハメできるようにするのにもう一点注意しておくことがありまして、それはボールジョイントの位置です。天候側に近い位置だと、ボール部分が邪魔をして手の甲をスライドイン出来なくなるのでご注意ください。ってこれも先に言えよっ!!ってやつですね、すみません(^^;
んでこちらは親指を接着したものなんですが・・・。なんか親指の付き方が変・・・だよね(^^;
ちょっとデザインを再考しなくちゃならんな(-_-;
んで、こちらは手のひらの内側が見える画像。手の内側はディティールに凝るもよし、すっきりシンプルにするもよしのお好みで仕上げましょう。ちなみにこちらは試作品として1mm x 2mmのプラ棒を二本使用して、中央は空けてます。悲しいことにボールジョイントの軸が丸見えになってしまっているので、多分後でやり直します(^^;
親指ガードもしっかりと付いていて、さらに塗装後にスライドインできるようになっています。
今回は作成が楽しすぎて、写真を撮るのを結構忘れてしまっていました(^^;なので、更に解説が下手くそなので、うまくご理解いただけたか謎なので、また何かの機会に改めて、スキルアップした状態で解説するかもしれません。
現在色々な種類のハンドパーツをスクラッチしているのですが、一つ作るたびに新たな発見があったり、手順を最適化する方法や、ディティールアップの方法、耐久度を上げる方法、手を抜く方法w等を見つける事ができ、凄く勉強になりましたし、作るたびに前回よりも品質が上がります。これは多分手を完成させる一つのサイクルが短く、何度も似たような事を忘れないうちに短期間で繰り返す事によって、スキルアップの効果が如実に体験できるからだと思います。要は鉄は熱いうちに打てってやつでしょうかw あれっ違ったかな?!(^^;
実際ワテクシも単なる思い付きで始めただけなのに、まさかここまで上手にハンドパーツが作れるとは最初は思ってませんでしたし、実際に必要なスキルはパーツを切り出して組み立てる事位ですしね。
特にハンドパーツを必要とするキットを現在作成中という訳では無くとも、一度ハンドパーツのスクラッチをしてみる事をオススメします。息抜き?!や頭の切り替えのつもりでやるもよし、そのうちキットの手じゃ満足できなくなる時がいつか必ずくるはずですので、その時のためにやっておくのもアリだと思います^^
ちなみに次回は銃の持ち手について解説していくと思います。
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